Dr.テル、思う

昨日兄から母親に電話があった。聞いてみると芸大の院試受けたいから出費かさむけどいい?との旨。そうだ彼も受験生だった、、考えたら…って考えるまでもないけど、今うちは受験生を3人も抱えているんだよな。で、恐らく落ちたら一番まずいのが大学受験生の身分である私だろう。高校に上がったころから現役でいけ、浪人は絶対にさせないからと口酸っぱく言われ続けていたし、それは今も変わらない。多分に私が文系そして女子であること、かつ金銭的に1年間も遊ばす余裕がないからだろう。「遊ばす」と言うと現在もしくは過去浪人経験のある方にとっては不快かもしれないが、ご容赦いただきたい。
兄は今音大に通っている。あとで母から聞いた話だが、兄は本命の1校しか受験しなかったという。母は執拗に?安全パイの大学を受けるよう迫ったがこれまた執拗に断ったらしい。「俺絶対受かるし例え落ちたとしても他所に行くつもりはない。落ちたら働く。」そこまで言ってのけたという。同じ受験生になって思うのは、おいおいあんた、何という自信過剰なんだー??ということ。しかし実際本命受験に絞り、合格を勝ち取った姿を見ると有言実行した兄を心底尊敬してしまうし、そういった自信も必要なのかなとも思えてくる。
だが、考えれば兄は努力し続けていた。傍から見てそうだったから、本人も合格する手応えを十分掴んでいたのだろう。しかし今の私は評価されるほど努力しているだろうか?合格する手応えを感じているか?答えはノーだ。だから私が今自信を持つのは時期尚早なのだろう。時期尚早ならまだいい。このままずっと自信を持つことなく受験の日を迎えるかと思うとゾッとするのだ。自信と努力は密な関係にある。だから私は、私はもっと、今以上に努力を要するのだが…