指定校推薦を辞退することにしました。

理由は、経済的に厳しいから勘弁して欲しい。その一点です。「司法試験受験を真剣に考えたとき、琉大じゃ不足だ、誰が見たってこのふたつなら中央選ぶに決まってるじゃないか!」「そりゃ誰だってそうだわよ、でもうちにはお金がないんだから。あんたも分かるでしょ?うちの収入がこれぐらいで、これだけしか出せないっていうこと!!」「あんただけじゃないでしょ、来年みんな進学するでしょ?お兄ちゃんも千夏もみんな上に行くでしょ。あんたは中央に出せなくても千夏は(私立に)行かせないといけない、だから無理なの」


で、最後に訊きました。もしこれが、中央じゃなくて一橋とか早稲田だったら行かしていたか、と。答えはノー。例え東大でも厳しいと。
それを聞いて本当にショックでした。千葉大の推薦受けるということで決着をつけた夏の三者面談は何だったんだろうと。東大でも行かせられないと言うのなら千葉大に行かせられるわけがないじゃないか。ならなぜあなたは首肯した?千葉大受験に。あなたが千葉大受験に同意したから、「もしかしたら…」中央にも出してみようという気になったんだよ?
つまり私の選択肢は、最初から琉大、琉球大学しか用意されていなかったということ。琉大のイスしか用意していないくせに推薦依頼書にサインした母親が憎い。心底憎い。

兄は院への進学を希望している。で、母親は母親でそれを認めているっぽい。正直、何で兄はお金のかかる私立の音大に通えて私は琉大なんだろうという不満でいっぱいだ。芸術なんて不安定加えてお金がかかる分野だから、あんたこそ県芸(沖縄県立芸術大学)で充分じゃないかと。


なんか、兄や妹のために犠牲に、割を食っているような気がしてならない。私の人生がこんな理由で(と言うのも過分だが)変えられるのが悔しい。向こう―母や兄、妹―に言わせれば私が中央に進むことによって予定が狂わされるのはたまらないんだろうが。
もちろん、母の言っていることも分からないわけではない。ここでは書きにくいのだけども、今様々な不安要素があることは間違いない。私もそれをよく知っている。だからこそ強く強く押し切れない。




あんまり辛かったのでさっき制服のまま外に出て行きました。まじで車に当たればいいのに、と投げやりな気持ちで。静かに泣きながら。


明日、私に帰属するはずだった書類一式揃えて先生に頭下げてきます。一旦捕まえたものを手放すことがこんなにも辛いものだったとは。