破壊王逝く

勉強だいすき!だいすき!(大嘘)


破壊王ことプロレスラー・橋本真也が脳幹出血で急逝した。
ちょうど私が小学生のとき、浦安鉄筋家族という、下品かつ浅く、お粗末なネタで笑いを誘導するような漫画が無茶苦茶な勢いで流行っていた。そして私も、そんな笑いに誘導されていた1人。母親は滅多に漫画を買わせてくれなかったので、ありとあらゆる交際関係を駆使して借り集めるのに奔走していた記憶がある。
さてその浦安鉄筋家族、通称「浦安」ではありとあらゆる有名人を模したキャラクターが登場する。永遠のアクション俳優ブルース・リーをかなり投影させた小学校の先生やアントニオ猪木を意識した(というかまんまアントニオ猪木顔した)国会議員と呼ばれる男性(漫画の中でも国会議員しているんだろうか。不明)などなど。橋本真也も例外ではなく、確か「橋友真也」みたいな名前のプロレスラーがたま〜に出てくることがあった。出たときは必ずと言っていい程上半身裸で、何かと暴れ回っていた(と思う)。勿論橋友真也の方もまたふくよかな好漢だった。
浦安でそんな風に親しみを持っていたものだから、遠く遠い人とは思えなかった。たまにスポニチなんかで見かけると、「おっ頑張れよ」と心の中で呟いていた。そんな人が逝くとは・・プロレスラーと言うと体が資本の職業。とは言え格闘技系は体を痛めることも多いのだろう。しかし40歳とは、あまりにも早すぎる。また一人失ってしまった。寂しい限りだ。冥福を、祈ります。